現代に生きているクリスチャンが必ず行う祝い事というと何が思いつくだろうか?
真っ先に思いつくものは「クリスマス」、またその次に「イースター」である。「クリスマス」というのは、我々の救い主が生まれてきた日、喜びの日、また「イースター」は我々の救い主が復活された復活祭であるとされている。
しかし、ここで疑問に思った方はいないだろうか?
クリスマスは救い主がお生まれになった日であるのならば、キリストが全面的に押し出されなければならないはずである。
実際はどうだろうか?
世間一般のイメージは、トナカイとサンタクロースがほとんどであり、キリストがお生まれになった日であることを全ての人が知っているわけではない。
またイースターはどうだろうか?
イースターの日には、キリストの復活祭を祝う日であり、教会で装飾されたゆで卵が配られる。それはなぜだろうか?
ここで、クリスマスの語源をネットで調べてみた結果が以下のものである。
<以下参考文献:https://kotobank.jp/word/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%B9-486171>
上の検索サイトで9件のクリスマスに関する情報を得たが、そのうち詳しくクリスマスの由来について述べている6件の記述を以下にまとめた。
・冬至の祭りがクリスチャンに取り入れられた
・クリスマスの日時は聖書には記載されていない
・4世紀にコンスタンティヌスによって制定された。
・異教徒の風習を取り入れたもの
以上の記述だけでも疑問しか浮かび上がらない。
「クリスマスが異教徒の祭りを取り入れたもの?...」
「4世紀から祝われ始めた?...」
「太陽を祝う日がクリスマスの日?...」
確かに聖書には、救い主の誕生日が書かれていないばかりか、生誕祭の日であるとされている12月と思わしき季節や描写に関する記述は見当たらない。
「いやいや、キリストは4世紀にはすでに生まれていたはずで、冬至の祭りがクリスマスに後付けされただけではないか。」
と主張する方もいらっしゃるだろうが、ここを見ると
「4世紀にコンスタンティヌスによって制定された」とはっきりと記述されている。
また、実際に使徒たちがクリスマスを祝っていたという記述も見当たらない。
またイースターについても検索した結果を以下に示してある。
(後ほど詳しく見ていくため、参照辞書は「日本大百科全書」のみとした)
もしこの記述が本当のことであるならば、我々クリスチャンは異教徒の祭りと知らずに、またクリスチャンですらない1人の人間としての皇帝の独断によって決定された行事を、毎年祝っていることになるのである。
では、聖書で守るべき祭りはなにであるのか?
クリスマスやイースターの正体は?
次のページから詳しく見ていくこととする。